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2011.08.29

朝、起きてくると 台所に母がいて、テーブルには父と兄がいた。


冬の朝みたいにカーテンの外は暗くて、

台所の明かりとダイニングの明かり、黄色い光につつまれていた。


私は兄の隣に座ってなぎを見ていた。


母がなぎに、
「○○と(○○は忘れた)イカとどっちが食べたい?」って聞いて、


なぎが「イカ」でわんって吠えて、


「犬なのにイカ食べるんかい」って思った。


兄は新聞を読んでいた。

弟が起きて来て、私はいつものように弟のワックスで髪をいじってた。

藤城さんの世界みたいに、黒と黄色とほんの少しの色の世界。

そこには、兄がいた。


 
 
私たちの、あるべき姿。


 
 
 
私の意識の奥底に、兄がいる。

そう思うだけで、安心した。

 
私は、まだ、兄を忘れてない。
兄のいない世界に慣れきったわけではないんだなって。

 
 
 

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